【ギネス史】フランスのスパイダーマン、マニラでビル登頂果たす (2019年)

      2019/06/06

日時

2019年1月29日午前11時頃

場所

GTタワー(G.T. International Tower)

現場の雰囲気は?

野次馬

野次馬でごった返し。勤務中であろうスーツ姿の人も沢山いました。
おそらく、仕事をさぼって長時間見学した人も結構いたのではないかと思います(笑)

各機関の車が集まり、道には大きなセーフティシートが…

消防車、救急車、テレビ局、警察署の車などが駆け付け、転落事故に備え、大型のセーフティシートも道一杯に広げられ、通行止めになっていました。それにより通行人は地下通路を使って歩道の向こう側へ移動したようです。

サボる建設中のビルの作業員たち


写真の通り、とある建設中のビルの作業員たちはアラン氏の登頂を見守っていました。私はずっと現場にいましたが、彼らも一部始終ほぼ全てを見学していたようでした(^^;)歴史的瞬間ですから、監督者の方、大目に見てあげてください。(なんなら監督者も混ざって見学していた可能性大。)

アランの素敵なサービス精神に沸き立つ観衆

心配・好奇心・当惑など、さまざまな表情で見守る現地の人たちをよそに、アラン氏本人はこの挑戦を楽しんでいる様子でした。
時々昇り降りを中断しては、地面の人々に手を振って挨拶をしたり、地面に近づいていた時には滑り止めの(チョーク?)の粉を掌に乗せ、フーっと息で白い粉を舞わせるなどサービス精神に溢れていました。
↓筆者撮影の動画


その度に沸き立つ観衆たち。これではビル建設の作業員の手が止まってしまうのも無理はありませんね。

ギネスには何というカテゴリーで記載?何が記録になっている?

アラン・ロベールが保持しているギネス記録は以下の3つです。

トーチ・ドーハの補助なし最速登頂記録(”Fastest time to climb the Torch Doha unassisted”)

2012年4月12日に登録されました。ドバイのトーチ・ドーハを6時間33分47秒をかけて登りました。

バージ・カリファの補助無し登頂最速記録(”Fastest time to climb the Burj Khalifa Tower unassisted”)

2011年3月28日に登録されました。ドバイのバージ・カリファ・タワーを6時間13分55秒で登った日に、達成されました。
ちなみに、3月28日の午後6:03に登頂開始で、登頂が完了した時刻は翌日29日の午前12:17だったようです。

最も多くのビル登頂(”Most buildings climbed”)

2015年4月12日に登録されました。登ったビルは1994年から数えて121。
ドバイにあるカヤン・タワーを登った日に達成されました。

フィリピン政府の対応は?重い罪を着せようとしている?

フィリピン政府としては、そこまで思い罪を着せようとはしていない模様。
ただし、現地警察は一般の人々や警察署・消防署などの機関にとってかなりの迷惑行為として、テレビ局の取材に応じた警察官が苦言を呈していました。

アラン氏側(の弁護士)の主張は?

アラン氏の弁護士は、「誰も傷つけたりはしていないし、どうか誰も訴えずに丸く収まることを願う。」とのこと。
結果として、深刻な訴えなどは起こらなかったようです。

保釈金の金額は3000ペソ

アラン氏は無許可でGTタワーに昇り降りをし、関係者に迷惑をかけた罪で現行犯逮捕されました。
気になる保釈金の金額は、3000ペソ。日本円にして大体7000円。フランスドルでは約58フラン。
日本人やフランス人から見れば大した額ではありませんが、現地の基準ではこのくらいの金額が妥当なのでしょう。
外国人だからと言って超高額な保釈金を請求することもできたのかもしれませんが、これはフィリピン政府側のアラン氏への敬意の表れかもしれません。
アラン氏もほっと胸をなでおろしたのではないでしょうか?(^^)

GTタワーの登頂難易度は?(難易度下がったのでは?)

実は、今回アラン氏が挑戦したビルは217メートルの高さ。これは高さとしては申し分はないのですが、難易度的には比較的かなり易しいビルになります。
彼が挑戦したビルの中には、窓枠などの限られた箇所しか手でつかんだり足場にすることができないものもありました。ですが、写真をご覧の通り、GTタワーには平行な板が連続的に飛び出すようについていて、十分な足場・つかむ場所があります。その気になれば、寝そべって休むこともできそうな場所に見えなくもない。


これは、彼の1982年の事故によるケガがぶり返した可能性もあるのでは?
彼はこの時、15mもの高さの崖の上から転落しており、即座に手首や腕、肘を打ち砕いてしまいました。
後遺症や年齢など様々な要因があるのかもしれません。
もちろん、十分な足場があると言っても、命綱なしでこの偉業を成し遂げることができるのは世界で彼一人だけでしょうけど。

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